厚労省から食中毒に関してのお知らせを出ており、ご参考のために、ここに要約を記しておきます。
食中毒
重要なお知らせ 1.家庭での食中毒予防 |
食中毒は家庭でも発生しています!
1.家庭での食中毒予防
食中毒予防のポイント
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。
家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化することもあります。家庭での食事作りでの食中毒予防のポイントをチェックしてみましょう。
食中毒予防の3原則 食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」
食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント(政府広報オンライン)
パンフレット
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント [580KB]
冬は特に注意!ノロウイルスによる食中毒 [3,340KB]
動画
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(You Tube配信)
政府広報:つけない!増やさない!やっつける!家族と自分を食中毒から守る予防法
お肉はよく焼いて食べよう
牛や豚などは、と畜場で解体処理する過程で腸内にいる腸管出血性大腸菌やサルモネラのような病原性の細菌がお肉や内臓に付着したり、E型肝炎ウイルスなどの人に害を与えるウイルスや寄生虫に感染している場合があります。このため、新鮮なものかどうかに関わらず、重篤な食中毒が発生する危険性があります。 また、猪や鹿などの野生鳥獣(ジビエ)では、家畜のように飼養管理されていないことから、さらに生食することは危険です。細菌やウイルス、寄生虫は加熱により死滅します。このため、お肉やレバーなどの内臓は、よく加熱して食べましょう。特にお子さんやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、注意が必要です。 |
妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に気をつけてください
妊娠中、育児中の食事にはいくつか気をつけてほしいことがあります。
妊娠中及び授乳期の食品安全と栄養(FAO/WHO 国際食品安全当局ネットワーク)
2.食中毒の原因と対応
食中毒の原因として、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫などさまざまあり、食べてから症状が出るまでの期間やその症状、また予防方法も異なります。
細菌
その他の細菌 (サルモネラ、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、ウェルシュ菌、セレウス菌など)
動物性自然毒
植物性自然毒
化学物質
寄生虫
その他
3.事業者等の食中毒予防対策
食品等事業者や大量調理施設における衛生管理に関するガイドラインや関係通知等の情報です。食品取扱施設における、施設・設備の衛生管理、食品の衛生的な取扱い、従事者の衛生教育等のガイドライン等を定め、食中毒等の予防対策を図っています。
(2)大量調理施設(学校、社会福祉施設等)の衛生管理に関する情報
4.食中毒統計・調査結果
食中毒の発生に関する情報を収集し、これまでの食中毒の発生状況の調査を行っています。また、夏期・年末には、食中毒等の食品による事故の防止を図るとともに、積極的に食品衛生の向上を図る見地から、全国一斉に都道府県等による食品関係事業者等に対する監視指導を強化しています。
食中毒統計
その他の調査結果
5.その他
「食中毒を疑ったときには」医師の方々への届出等のご協力のお願い [1,984KB]
詳しくは厚労省の情報へ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
矢寿井感染制御研究室
高原和男